銀鳥産業(株)から発売されている「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」をライフサイエンス系博士の父親がレビューします。
「からくりのタネ」は、約2 mmの厚紙でできたパーツを組み立て、自由に装飾をデザインしてオリジナルの作品をつくることができます(デコレーション用のおまけパーツもたくさんついています)。
厚紙でできたパーツの切り離しや組み立ては簡単で、小学1年生ぐらいの子供にちょうどいい難易度。
自分で完成させることができると達成感があり、子供の自己肯定感が高まることも期待できます。
「からくりのタネ」の商品開発には大学教員(東海大学工学部)もかかわっていて、作品づくりを楽しむことで、実際の機械工学でも使われている機構を自然に理解できるようになっています。
子供の創造力を鍛えるのにも役立ちます。
また、子供によって違う作品ができるので独自性があり、夏休みの工作にもよさそうです。
動きのある作品なので、夏休みの工作として学校に提出すると友達の注目を集めるかもしれませんよ。
図工が好きな子には特におすすめです。
目次
「からくりのタネ」シリーズ
「からくりのタネ」シリーズは、銀鳥産業株式会社から発売され、からくり(動きの仕組み)の違う商品が全部で5つあります。
「からくりのタネ」シリーズでは、AI時代を生き抜くための人材を育てる新しい教育プログラムの中で重要視されている工学(Engineering)の分野を学ぶことができます。
「からくりのタネ」の商品開発には大学教員(東海大学工学部)もかかわっていて、実際の機械工学でも使われている機構を遊びながら自然に理解できるようになっています。
作品づくりを楽しむことで子供の創造力は鍛えられます。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」
私が購入した「からくりのタネ」シリーズの1つである「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」には、揺動スライダ・クランク機構が使用されています。
動きとしては、ハンドル部分を回すと、ロッドが揺れ動きながら(くるっとまわるように)、上下に(ぴょんと)動きます。
商品の背景には工学に関する学習がありますが、難しく考えずに子供と動きを楽しむといいと思います。
商品の基本的な情報を以下に紹介します。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」
対象年齢:5歳以上
セット内容
・説明書 1枚
・パーツ(約2 mmの厚紙)3枚
本体パーツ:16ピース
おまけパーツ:38ピース
商品以外に準備が必要なもの
オリジナル作品をつくる場合は着色用の道具(色鉛筆、マーカー、絵具など)が必要になります。
作品に強度を持たせる必要がある場合は(夏休みの工作など)、紙用ボンドや木工用ボンド、テープなどのパーツを固定できるものがあるとよいと思います。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」の本体をつくる
小学1年生の娘が実際に「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」の制作にチャレンジしました。
まずは説明書を見ながらからくり作品の本体を組み立てます。
説明書は組み立てに使うパーツが青で示してあり、子供が見てわかるように工夫されていました。
本体に使うパーツには番号がついていて、説明書の手順に従って該当する番号のパーツを取り外して組み立てていきます。
最初にすべてのパーツを外してしまうと、パーツの番号がわからなくなり組み立ての難易度が高くなるので注意が必要です。
子供には最初に説明しておくほうがいいです。
パーツは手で押すとシートから簡単に外れました。
組み立ての手順は8工程しかなく、本体はすぐに完成しました(完成まで10分程度)。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」でオリジナル作品をつくる
完成したら、動かしてみます。
動きをうまく作品に利用するといいことを説明し、作品例とおまけのデコレーション用パーツを見せて、娘の好きなように作品をつくってもらいました。
娘は魚の形のおまけパーツを使って、作品をつくりました。
色鉛筆で色を塗り、大好きなすみっコぐらしの絵も描きました。
女の子らしいかわいい作品ができました。
動かすと魚がダイナミックに泳ぎます!
(厚紙のパーツはそのままでは外れることがあるので、紙用ボンドなどで固定したほうがよいかもしれません)
オリジナル作品への工夫
私の娘は比較的シンプルな作品を作りましたが、アイデアと工夫次第で印象の異なる作品を作ることができます。
商品にはおまけパーツが38ピースも付いていて、これを使うことで様々な表現ができます。
さらに自分で紙などを切り出してつくったパーツで、複雑な動きをする作品づくりも行えます。
作品例にはピエロ(?)の作品が紹介されていますが、動かすと足の伸び縮みの様子も加わって、動きの面白みも増えています。
動きを取り入れた作品を考えることで、動きの仕組みをさらに深く理解できることも期待されます。
また、作品づくりには、オートマタと呼ばれるからくりおもちゃアートも参考になると思います。
YouTubeで「オートマタ -ニーア」(ゲーム関連動画を検索から除外するため「 -ニーア」をつけて検索することをおすすめします)で検索するとオートマタの動画がヒットします。
また、書籍の摩訶不思議図鑑には木製のオートマタの作り方がのっていて参考になるかもしれません(本をながめるだけでも楽しいですよ)。
小学校低学年の夏休みの工作としての可能性
「からくりのタネ」の本体の組み立ては簡単で小学1年生でも可能です。
子供によって違う作品ができるので独自性があり、夏休みの工作にも使えそうです。
オリジナル作品へ仕上げる部分は、子供の成長によって工夫の度合いが変わってくると思います。
小学2年生や3年生だと、学年にふさわしい複雑な作品をつくることができるかもしれません。
動きのある作品なので、夏休みの工作として学校に提出すると友達の注目を集めるかもしれませんね。
まとめ
銀鳥産業(株)から発売されている「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」をレビューしました。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」は、作品づくりを通して機械工学でも使われている機構を自然に理解できます。
デコレーション用のおまけパーツもたくさんついていて、オリジナルの素敵な作品がつくれます。
小学校低学年の男女、特に図工が好きな子におすすめです。
夏休みの工作や、子供とのおうち時間での工作、知り合いの子供へのちょっとしたプレゼントなどにもよさそうです。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」を使って、子供の創造力を伸ばしてあげてください。
「からくりのタネ クランク1 くるっとぴょん」
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