葉っぱをさわると葉が閉じて、まるでお辞儀をするような動きをするおじぎそう。
とても興味深くて、かわいらしい植物です。
我が家には幼稚園年長の娘がいて、このおじぎそうを育てる「おせわセット」がBenesseの「こどもちゃれんじ じゃんぷ 2020年6月号」についてきました。
でも実際に娘と一緒に育ててみると、なかなかうまくいかず、育てるのが難しい・・・。
最初は芽が出て順調だったのですが、4つ出た芽のうち3つが枯れ(娘大泣き)、何とか最後の1つを枯らさないようにお世話しました。
種を植えてから約7カ月がたち、2粒ですが種ができました。
娘と一喜一憂しながら、あれこれ考えながら育てたおじぎそう。
子供だけでなく親も勉強になります。
2020年以降の「こどもちゃれんじ」に「おじぎそうのおせわセット」があるかわかりませんが、もしかしたら何かの参考になるかもしれないので、我が家の事例を紹介します。
おじぎそうのおせわセットが家にやってくる
我が家では、娘が1歳のころから「しまじろう」でおなじみのBenesseの「こどもちゃれんじ」を利用しています。
おじぎそうのおせわセットは「こどもちゃれんじ じゃんぷ 2020年6月号」についてきました。
我が家にやってきたのは2020年の5月26日でした。
娘は「おじぎそうのおせわセット」を前々から楽しみにしていて、ポストに届いた教材をすぐに開けて、さっそく親を巻き込んで栽培の準備開始となりました。
「こどもちゃれんじ じゃんぷ 2020年6月号」の冊子には、写真入りで細かい手順が載っているので、その通りに種まきの準備を進めます。特にこの辺は難しくないです。
付属の乾燥した土に水を入れて湿らせ、専用の鉢に入れて種を4つ植えます。
おじぎそうには名前を付けるようになっていて、娘が「ぺこたん」と名づけました。
「おじぎそうのおせわセット」には赤い小さなメガホンが付属しているので、ここから数日間メガホンを使用した娘の「ぺこたんがんばれ!」などのかわいらしい声援を聞くことができました。
おじぎそうの芽がでる
種を植えて4日後に最初の芽が土から顔をのぞかせて、5日後には双葉が開きました。
その後は、ほかの3つの種からも芽がでておじぎそうの栽培は順調にいっていました。
双葉の次は本葉が出てきて、小さいながらもさわるとペコリとお辞儀してくれます。
ここまでは順調でした・・・。
種を植えて3週間ぐらい経過した6月の中旬になったころ、上に向かって伸びていたおじぎそうが力なく倒れてしまいました。
娘は大泣きです。
我が家では、西側の窓の近くでおじぎそうを育てていたのですが、カーテン越しの光では不十分なのが問題だったようです。
また、土の水分が多すぎるのもダメだったようです。
娘としてはお世話を毎日したいため、水やりの頻度が高くなっていました。
この辺のことは「こどもちゃれんじ じゃんぷ 2020年6月号」の冊子にも書いてあるのですが、なかなかうまくいかないものです。
おじぎそうのお世話は父の役目に
力なく倒れてしまったおじぎそう。
このまますべて枯れてしまっては娘がかわいそう。
何とかするために、娘と相談し、私がおじぎそうのお世話をすることなりました。
より日当たりのよい窓(やっぱり西側の窓ですがカーテンなし)のそばにおじぎそうを移動し、水やりは数日に一回(土の表面が乾いたタイミングで水やり)に変更し、水の管理に気をつけるようにしました。
でも、おじぎそうが1つ2つと次々に枯れていきました。
最後に何とか1つだけ残り、これだけは枯らさないようにと世話を続けました。
夏場になってくると、おじぎそうの生長もあり土の水分がなくなる頻度が高くなりました。
水やりの頻度も変更し、毎日水やりを行いました。
「おじぎそうのおせわセット」の鉢はとても小さく、入れられる土の量もとても少ないです。
土の量が少ないため水分保持力がなく、水分管理が大変でした。
また、おじぎそうが大きくなってくると、土の量がおじぎそうに対して不足している印象を受けました。
おじぎそうをきちんと育てようと思うと、早い段階(本葉がいくつかでたくらい)で大きな鉢に植え替えたほうがよかったかもしれません。
また、夏ごろになってくると娘の関心も薄れ、お世話は完全に私の役目となりました。
おじぎそうの花が咲く
1つだけ生き残った我が家のおじぎそうはヒョロヒョロで頼りなく、横に向かって何とか生長しました。
10月の初めごろにはつぼみができて、10月16日に最初の花が咲きました。
おじぎそうの花は私も初めて見ました。
娘も大喜びで、メガホンを使っていっぱい話しかけていました。
その後も花はいくつか咲いたのですが、ヒョロヒョロのおじぎそうでは種がほとんどできませんでした。
できた種は最終的に2粒で、その2粒も芽が出ることはなさそうなくらい貧弱でした。
でも、種ができるまで育てることできて、個人的には満足感がありました。
まとめ
「こどもちゃれんじ」の「おじぎそうのおせわセット」を親子で栽培し、トラブルはありましたが何とか花を咲かせ、種らしきものを2粒得ることができました。
感想としては「おじぎそうのおせわセット」は、そのままではおじぎそうを大きく育てるのは難しいと思いました。
特に鉢が小さく土が少ないのがネックだと思います。
枯らさずに大きく育てたい場合は、早い段階(本葉がいくつかでたくらい)で土がたくさん入った大きな鉢に植え替えたほうがよいかもしれません(こどもちゃれんじ じゃんぷ 2020年6月号の最後のほうに植え替えについて書いてあります)。
あと、日当たりと水分管理も重要です。
残念ながら、栽培したおじぎそうのいくつかは途中で枯れてしまいました。
娘は大泣きして困りましたが、これも一つの勉強だったのかなと思います。
植物が生き物であること、生き物の世話が大変であること、うまくいかないことがあること、どうやったらうまくいくか考えること、自分の意見を言うこと、親と相談することなどなど、多くの学ぶことがあったような気がします。
また、親としてもいろいろと考えさせられ、娘と一緒に成長した気がします。
おじぎそうだけでなく私たち親子も育てる「おじぎそうのおせわセット」だったのかもしれません。
「おじぎそうのおせわセット」は、いい教材だと思いました。
<おすすめ記事>