日本には50種以上のスミレが自生していますが、その中でも最もよく見かけるスミレがタチツボスミレです。
タチツボスミレに似たスミレも多数存在します。
タチツボスミレ
タチツボスミレ(立坪菫)
学名:Viola grypoceras var. grypoceras
別名:ツボスミレ、ヤブスミレ
分類:スミレ科スミレ属
花期:4~5月
分布:日本全土
最もよく見かけるスミレ。
色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑(1)
市街地の道端から山地までさまざまな場所に分布している。
スミレは地上に茎があるかないかで2グループに分けられるが、本種は茎があるグループの代表種。
葉は約2 cmのハート形で、花が終わると大きくなる。
花は直径1.5~2 cmで、内側には毛がなく、距は淡青紫。
開花期の草丈は10 cm程度で、葉と同じように花の後に大きく伸びる。
タチツボスミレ似たスミレ
タチツボスミレに近縁なスミレは、タチツボスミレに似ていて区別が難しいです。
下の写真のスミレもタチツボスミレに似ています。
花の色が紫色でニオイタチツボスミレのようにも見えますが、種の同定はできませんでした。
参考文献
1. 高橋修, 藤井伸二(監修). 色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑. ナツメ社 2014.
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