ハナイバナは日本全土に分布する在来種です。
花は小さいですが、淡い青紫色で美しいです。
春から秋までの長い期間で花を見ることができます。
ハナイバナはキュウリグサと似ているため、比較されることが多いです。
道端や畑などに生育しますが、キュウリグサよりも見かける機会は少ないかもしれません。
ハナイバナ
ハナイバナ(葉内花)
学名:Bothriospermum zeylanicum
分類:ムラサキ科ハナイバナ属
花期:3~11月
分布:日本全土
花柄が葉柄の腋から出ることから「葉内花」と名づけられた。
色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑(1)
直径2~3 mmほどの、先が5つに分かれた淡青紫色の花が咲く。
キュウリグサに似るが、キュウリグサの若い花序がゼンマイ状に巻くのに対して、本種は巻かない。
また、本種の花序には葉状の苞(ほう)が発達するが、キュウリグサの花序には苞がない。
草丈は10~15 cmほど。
茎には上向きの毛が生えている。
葉は長さ2~3 cm。
道端や畑などで普通に生える。
参考文献
- 高橋修, 藤井伸二(監修). 色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑. ナツメ社 2014.
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