マツバウンランの紫の小さな花は4月頃にすっと伸びた茎の先にまばらに咲きます。
花は近くで見ると、上唇と下唇に分かれ、下唇の基部に白いふくらみがあります。
春の風に揺れる小さな紫の花は、とても可憐です。
マツバウンラン
マツバウンラン(松葉海蘭)
学名:Nuttallanthus canadensis
分類:オオバコ科マツバウンラン属
花期:4~5月
分布:北アメリカ原産、本州、四国、九州に帰化
北アメリカ原産の帰化植物です(参考文献1,2)。
道端や緑地公園の芝地に群生することがあります。
マツバ(松葉)の名前のとおり、葉は線形です。
4月から5月頃、茎をすっとのばし、その先に紫色の唇形の花を穂状に咲かせます。
草丈は30~60 cmです。
個人的にはマツバウンランの花は、SF映画やアニメに出てきそうな近未来の小型飛行機のように見えます。
白い部分がキャノピー。
参考文献
- 高橋修, 藤井伸二(監修). 色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑. ナツメ社 2014.
- 岩槻秀明. 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本. 秀和システム 2006.