オヤブジラミの少し赤みがかった小さな花は春に咲きます。
5弁花の花びらの大きさは異なり、花の形はちょっといびつです。
果実には無数のかぎ爪があり、服や動物の体やなどにくっつくひっつき虫の1つです。
動物の体に果実がくっついて運ばれ、種子が散布されます。
オヤブジラミ
オヤブジラミ(雄藪虱)
学名:Torilis scabra
分類:セリ科ヤブジラミ属
花期:4~5月
分布:本州、四国、九州、沖縄
オヤブジラミの特徴
草丈は30~70 cm程度(参考文献1)。
葉は2~3回羽状複葉で小葉は細かく切れ込みます。
複散形花序に多数の花をつけます。
オヤブジラミの花は小さい5弁花で、花色は白が基本で赤みがかります。
オヤブジラミの果実には無数のかぎ爪があり、服などにくっつきます。
果実のかぎ爪には赤みがあります。
完熟した果実は2つに分かれます。
参考文献
- 高橋修, 藤井伸二(監修). 色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑. ナツメ社 2014.