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窒素固定を行う根粒を有するコメツブツメクサ

身近な植物図鑑

土の上に広がる黄色い金平糖のような花がかわいらしいコメツブツメクサ。 マメ科植物で根に根粒を有しています。 根粒では窒素固定が行われ、やせた土壌でも生育します。 他の広葉雑草の生育を抑制し、地面を覆うように広がります。 コメツブツメクサ コメツブツメクサ(米粒詰草) 学名:Trifolium dubium別名:キバナ…

海外では薬草としての一面もあるユウゲショウ

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ピンク色の花が目を引くユウゲショウ。 夕方だけでなく日中はその花を見ることができます。 外来種で現在では日本全土に分布を広げています。 メキシコなどでは薬草として古くから民間療法に使用されているようです。 ユウゲショウ ユウゲショウ(夕化粧) 学名:Oenothera rosea別名:アカバナユウゲショウ分類:アカバ…

スミレの中で最も身近な存在タチツボスミレ

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日本には50種以上のスミレが自生していますが、その中でも最もよく見かけるスミレがタチツボスミレです。 タチツボスミレに似たスミレも多数存在します。 タチツボスミレ タチツボスミレ(立坪菫) 学名:Viola grypoceras var. grypoceras別名:ツボスミレ、ヤブスミレ分類:スミレ科スミレ属花期:4…

繁殖力の強い外来種ヒメツルソバは日本の生態系に影響を与える?

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玉房状のピンク色や白色の花がかわいらしいヒメツルソバ。 明治時代にロックガーデン用の園芸植物として移入され、現在では道端のコンクリートの隙間などでも見かけます。 高温や乾燥に強く、繁殖力が強い植物です。 近年は河川敷などに生育地域を広げていることが問題視され、日本の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種とされていま…

生育地域を拡大するオレンジの花|外来種のナガミヒナゲシ

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春の道端に咲き、風に揺れるナガミヒナゲシのオレンジの花。 この花は1日で散ってしまい、はかない花です。 一方、外来種であるナガミヒナゲシの繁殖力は力強く、1990年代後半から生育地を大きく拡大しています。 昔は咲いていなかった地域でナガミヒナゲシの花が咲くようになり、昔と今とでは道端の風景も変わっています。 ナガミヒ…

花や葉が開閉運動するカタバミ、ムラサキカタバミ、イモカタバミ

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黄色い花のカタバミ、紅紫色で中心部が白色の花のムラサキカタバミ、そして、紅紫色で中心部ほど濃い色の花を咲かせるイモカタバミ。 春、公園の草地や道端などで、それぞれの花を目にすることができます。 カタバミとその関連種は植物ですが動きがあるのが特徴的です。 花や葉が昼夜、天気などに応じて開いたり閉じたりします。 足元のカ…

根粒菌と共生する身近なマメ科植物カラスノエンドウ

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身近なマメ科植物であるカラスノエンドウ。 花の後に豆のさやをつけることからもマメ科植物であることがよくわかります。 多くのマメ科植物の根(根粒)には窒素固定を行う根粒菌が共生しますが、カラスノエンドウの根にも根粒菌が共生します。 根粒菌が行う窒素固定の恩恵を受けて、カラスノエンドウはやせた土地でも生育できます。 カラ…

春の暖かい日に咲く白い小さな花|オランダミミナグサ

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オランダミミナグサの白い小さな花は暖かくないと開かないようで、意外と花を見る機会は少ないかもしれません。 小さい花ですが、よく見るときれいです。 住居地域でよく見られる野草で、写真のミミナグサは住宅地域の公園で撮影しました。 オランダミミナグサ オランダミミナグサ(和蘭耳菜草) 別名:アオミミナグサ学名:Cerast…

外国からやってきたオオイヌノフグリとタチイヌノフグリ

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オオイヌノフグリとタチイヌノフグリはともに外来種で、現在は日本全土に帰化しています。 両方とも春に青い花を咲かせますが、オオイヌノフグリに比べてタチイヌノフグリの花は小さく、見分けるのは容易です。 オオイヌノフグリの花は歩いていても目に留まりますが、タチイヌノフグリの花は地面近くをよく観察しないと気付かずに通り過ぎて…

道端で淡い紫の小さな花を咲かせるツタバウンラン

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道端などで見かける淡い紫の小さな花、ツタバウンラン。 元々はヨーロッパ原産の外来種ですが、現在は日本全土に帰化しています。 イタリアの一部の地域ではツタバウンランは民間療法(外傷治療薬)に使われるようです(1)。 また、ツタバウンランには生理活性物質(数種類のイリドイド)が含まれていることが報告されています(2)。 …